お問い合わせ

SPAC Lab

農家さんと考える!鮮度を守る包装講習会を実施しました

野菜やお米を育てる生産者さんを対象に、「鮮度を保つ包装」や「わかりやすい食品表示」について学ぶ講習会をスパックラボで開催しました。実際の機械や資材も交えながら、日々の現場で役立つ知識や工夫を紹介しました。

農産物の価値を高める学びの場

2025年6月24日スパックラボ(パッケージプラザ高岡店内)にて野菜やお米を育てる生産者様や農家様、約20名の方にお越しいただきました。

今回の開催の目的は3つです。

収穫後の品質を保つ「包装」の基本を学ぶこと

食品表示のルールや工夫を知ってもらうこと

スパックラボの実機に触れ、今後の商品づくりのヒントやイメージを持っていただくこと

これらを2班に分かれて、座学で学んでいただいたり、機械を使って実際に実験したり、試食したり、店内の商品を実際にご覧いただいたりしました。

座学では、ご用意したスライドの資料を使用し、食品表示の基本ルールをクイズ形式で解説して、楽しく理解を深めていただく工夫を行いました。基礎から応用まで網羅的に説明し、資材のご紹介の中で実際に普通の袋に入れたものとオーラパックという袋に入れたブロッコリーの確認をしていただきました。

これが実際にお見せした5日経過したブロッコリーです。

こちらも何で?という疑問をご説明し、みなさんから驚きの声が上がっていました。

現場で役立つ知識と機材をご紹介

今回の講習会の内容の一部をみなさんにもご紹介します!

乾燥材と脱酸素剤の違いはご存じですか?

乾燥材とは…パッケージ内の湿気(水蒸気)を吸収し、お菓子を湿気から守ってくれる製品です。

飴菓子・米菓・のり・クッキーなどに使われています。

脱酸素剤とは…パケージの中の酸素を吸収し、劣化を防いでくれる商品です。(鉄粉を主原料に、塩・水・天然鉱石(ゼオライト)を混ぜ合わせたもののこと)

餅・ドライフルーツ・穀物などに使われています。

価値を高める取り組み

スパックでは、商品の価値を高める=鮮度維持、ロングライフの取り組みを地域の皆様と一緒に進めております。その中の一つが急速冷凍です。スパックラボに実際に置いてある機械をご紹介します。

【凍眠】…液体と凍結の力!

エアー凍結の約20倍の凍結スピードで細胞を破壊せず、生と大差ない味わいを保ちます。

【アートロックフリーザー】…全自動センサーで食材や季節に合わせて冷凍設定をオートで調整します。シュークリームやケーキなど真空すると潰れてしまう食材もそのまま急速冷凍が可能です。

他にも食品表示のルールをクイズ形式で解説し、理解を深めていただきました。

質問や相談が続出!参加者からのリアルな反応

実際に機械を使っての体験が好評!

「機械の体験ができて面白かった。」

「急速冷凍の機械いいですね。」

といった声があり、体験型の学びが好印象でした。

袋や包装資材についての理解が深まった

「袋の使い方、何をどのように対策したいかで工夫できることが分かった。」

「食品ごとに適した資材を知れて参考になった。」

包装資材の選び方ひとつで品質保持に差が出ることに、多くの方が気づかれました。

食品表示や乾燥材の活用にも関心

「内容物によって適正な資材を判断することが必要だと分かった。」

「乾燥材に色々用途があるのでびっくり!教えていただいたことを思い出して利用したい。」

食品表示や乾燥剤など、普段は見落としがちな資材についても新たな発見があったという声もありました。

今回の体験会を通して、実際に見て・触れて・学ぶことで、包装や保存に関する理解がより深まったと実感しています。今後もこうした実践型のイベントを通じて、皆さまの課題解決につながるヒントを提供していきたいと思います。ご参加くださった皆様ありがとうございました。

まとめ

いかがでしたか?今後もスパックラボでは、皆様のお役に立てるように講習会や、機械を使った実験など行っていきたいと思います。こんなことで悩んでいるのだけれど…袋はこれでいい?この食材をレトルトや急速冷凍してみたいけどできるの?など疑問に思ったことなどお気軽にお問い合わせください!

皆様と一緒によりよい商品作りのお手伝いができれば幸いです。

ページトップ